2015年11月10日火曜日

手首の痛みと腫れで行った整形外科で言われた「骨の謎の変形」って…?

前回の記事「手首が痛い人必見!その手首の痛みは腱鞘炎?捻挫?…それとも…?」の続きです。

しばらくは冷やしたりアロエ貼ったり(捻挫に効くらしいので)、湿布をしたりしていたのですが、治る気配はないし手が痛いので諦めて病院へ行くことへ。


「Hand Berlin Orthopädie(手 ベルリン 整形外科)」とかで検索して最初に出てきたお医者さんに電話するも中々繋がらず。これは電話がつながっても予約が取れるのは先の方だろうな…と思った私は、ネットでお医者さんの予約ができるページを発見し、そこで一番近い日付で予約が取れるお医者さんに予約を入れました。

https://www.doxter.de/
このサイトです。都市と見てもらいたい科を選ぶと予約を入れれるお医者さんとお医者さんのレビューが出てきます。電話で予約を入れる自信のない方にもオススメ。

「プライベート保険の患者しか見ない」と予約を入れたお医者さんのHPに書いてあって、私の保険はプライベートであるものの外国人学生向けの安い保険だったので少し迷ったのですが、やけくそで予約しました。

ドイツでは大抵の人が公的な保険に加入しているのですが、一部の収入がとても良い人たちは公的保険に入れず私的な保険に入ります。私的な保険は公的な保険よりいいサービスがついたりします。しかし私が入っているような外国人や学生を対象にしたものは例外で、カバーされる範囲が公的な保険よりさらに少なかったりします。

その分毎月支払う保険料は公的な保険の半分とかなのですが……。

つまり「プライベート保険の患者しか見ない」整形外科は本来お金持ちを相手にしているところなのだろう、と考えてちょっと行くのをためらったわけです。

さて、整形外科に行くと背の高い白い服を着た男の人が出迎えてくれて、コーヒーを出してくれました。看護婦さんとか一切おらず、その人がお医者さんでした。

ちなみに私の保険がしょぼいからか二回目以降にコーヒーが出てくることはありませんでした。

その日は症状、スーツケースを持ち上げて…とか手を縦にして前に伸ばすと肘が完全に上を向くとか説明して、それからエコーで手首を見られました。ビックリ。

先生「これが左手のエコー写真です。これが骨。まっすぐでしょう?そしてこっちが右手。骨がところどころ歪んでるの分かりますか?腱とは関係ありません。骨が育っている。レントゲンとMRIを撮りに行きましょう。」

私「スーツケース持ち上げたのって関係ありますか?」(骨が育ってるって今言った?)

先生「ありません。」

私「寝る時いつもスマホをしてるんですが、それで骨が歪んだとか…。」

先生「違います。後、シーネをちゃんとつけときなさい。」

私「シーネ???」

先生「それ、あなたが持ってるの。」

私(サポーターってシーネっていうのか。)

そして受け取った診断書には「Unklare Neubildung des Knochens(骨の不明な成長)」と書いてありました。

最初は骨折か~。骨折ってもっと痛いのかと思ってた☆てかスーツケースじゃないとしたらいつ骨折したんだろう。パソコンとスマホのし過ぎで疲労骨折!?

などと脳天気だったのですが、「Neubildung」の意味が分からないので調べてみることに。辞書を引いてもよく分からずWikipediaの助けを借りつつ「Neubildung des Knochens」を調べてみると…なんと!「骨腫瘍」と出てきてビックリ。

まさかまさか…まさか。
骨腫瘍?この健康体の私が腫瘍?骨に腫瘍ができたりするの!?
というかドイツ語の聞き取れてなさにも呆れました。腫瘍みたいなものだって言ってるのに「スーツケース引っ張ったからですかぁ~?」とか聞いてくる患者、先生もイライラしてたんじゃないかな……申し訳ない。

でもでも、レントゲン撮ったら何でもない骨折が写ってる可能性もあるしね…
などと混乱しつつ私はレントゲンとMRIを撮りに行ったのでした。

次の記事は「レントゲンとMRI検査。そして告げられた病名は、骨巨細胞腫。