2016年4月11日月曜日

ドイツで入院&手術。さよなら、腫瘍さん、そして病院食。

前回ポスト「ドイツで入院&手術。骨巨細胞腫、手術の翌日、翌々日。

月曜日。
朝からいきなり電気つけられて先生ご一行がやってきた。あんまり覚えてない。眩しかった。


それから看護婦さんが来て朝食と包帯どちらが先か聞くから朝ごはんって言ったのに女医さんがやって来て腕の包帯を切り始めた。なんと腕もホッチキス止められてた!

「これ外す時痛くないんですか?」と聞いたら「糸で縫ってそれを抜くより痛くない」とのこと。外すための器具まであるらしい。「紙を止めるのにもあるでしょ?」とか説明されたけど、説明になっていない。

それから看護婦さんが包帯巻いてくれて、メディキュットみたいな靴下をむくみ防止に持ってきて履かせてくれた。

さらに腕についてる麻酔をとうとう止められる時が来た!
麻酔外すのイヤって抵抗したけど、「外すって言ってくださいね。」って優しく言われて、黙り込んで涙目になったけど容赦なく外された。肩甲骨辺りに開けられてた穴に消毒がしみた。

でもその後麻酔が外れて痛くなったらどうしようと心配してたのは結局杞憂に終わった。

その後友達がまたも来てくれて嬉しかった。
ただ、手術終わった直後なのか廊下に響き渡るほどの大声で「痛いーーーー!」と叫んでいる患者さんがいた。怖い。

自分に全然痛みがなかったから、ドイツは痛みの管理みたいなのがしっかりされているんだな、とか思っていたので驚いた。
ただ自分がラッキーだっただけなのかもしれない。

そんなこんなですぐに元気になり、お医者さんたちには「もういつでも退院できますよ。」と言われて、本当はもっと病院でダラダラしていたかったけれど、飽きてきたのもあって一週間くらいで退院することにした。

先生は10日も入院することになると言っていたのに…。
ご飯が毎食出てきて、毎日友達が来てくれる環境を去るのは残念だったけれど、クリスマスと被っていなければもっと早く退院させられていたと思うのでラッキーだった。

ただ今思い返してみると本当に大変だったのは退院後で、右手は使えないし足は引きずってるしでどうしようかと思った。

しかしそれもいつの間にか治っていって、人体ってすごいなぁと思う。
もう足を引きずっていた時のことも忘れかけている。
右手はまだ上手く動かないのでリハビリ中。
半年後には「そう言えば右手動かなかった時期があったな…。」と思えるくらいに良くなっているといいな。

せっかく綺麗に治してもらえたので、サボりがちなリハビリもきちんとしようと思う。
病院の正面玄関の前にあるロータリーとクリスマスツリー。

 懐かしの病院食。たまに病院に行くときは病院食がもらえないか聞きたくなる。(もちろん聞きません。)

この記事をわざわざ読んでいる方は恐らく骨巨細胞腫か骨腫瘍かなにか患ってる方が多いのかな、と予想。お大事にしてください。